自宅のネット環境
我が家は2階建ての戸建てです。いままでは2階居間の光回線終端装置 ONU の LAN ポートと、1階仕事部屋のルーターを LAN ケーブル接続してブリッジモードで使っていました。これならば通信の劣化は皆無でベストの状態で仕事部屋を wi-fi 環境にすることができました。しかし部屋の配置換えでケーブル接続ができなくなったため、手持ちのルーターを親機と子機にしてネットの構成を考えてみました。
親機(2階)NEC WX3600HP
アマゾンで2022.6.11に購入 18,200円
NEC 無線LAN WiFi ルーター Wi-Fi6 (11ax) / AX3600
Atermシリーズ カバーアンテナ搭載 4ストリーム (5GHz帯 / 2.4GHz帯)
SSID:aterm-*****-a(5GHz)
WPS (Wi-Fi Protected Setup) とは、Wi-Fiルーターと端末を簡単に接続するための規格です。通常、Wi-Fi接続にはSSIDとパスワードを手動で入力する必要がありますが、WPS対応の機器同士であれば、ボタン一つで接続設定を完了できます。
RT:ルーターモード
BR:AP(アクセスポイント)モード、またはBR(ブリッジ)モード
CNV:中継機モード/CNVモード、またはWBモード
※NECのルーターにおけるCNVとは、コンバーター(Converter)モードの略で、無線LANの中継機として機能するモードのことです。このモードでは、無線LANルーターのルーター機能を無効化し、無線電波を中継することで、Wi-Fiの到達範囲を広げることができます。製品によってはWB(ワイヤレスブリッジモード)と表記されることもあります。
子機(1階)Buffalo WSR-3200AX
アマゾンで2022.11.29に購入 9,880円
【Amazon.co.jp限定】 バッファロー WiFi ルーター 無線LAN
最新規格 Wi-Fi6 11ax / 11ac AX3200 2401+800Mbps
ルーターの「AOSS」とは、バッファローが開発した、Wi-Fiの接続設定を簡単に行うための機能です。具体的には、無線LANルーターと子機などの機器のボタンを同時に押すだけで、セキュリティ設定を含めた接続を自動で行うことができます。
AOSS:無線LAN設定システム「AirStation One-Touch Secure System」の略称です。
※AOSSと似た機能にWPSがありますが、AOSSはバッファローの独自規格、WPSはWi-Fi Allianceが標準化した規格です。AOSSは対応機器に専用アプリが必要な場合がありますが、WPSは機器によってはアプリなしで接続できます。
ROUTER:ルーターモード
AP:AP(アクセスポイント)モード、またはBR(ブリッジ)モード
WB:中継機モード/WBモード(中継機能対応商品のみ)
SSID:buffalo-A-****(5GHz)
子機を中継器として使う場合
子機のWB(ワイヤレスブリッジモード)を使い、Wi-Fiルーターを中継機として利用します。親機から電波を受信し、それを再発信する機能を持つため、電波の届く範囲を広げることができます。
ルーターの中継器としての設定
まず2台のルーターをそばに置いて、親機と中継器の設定をします。
- 親機にONU(モデム)の LANポートを接続し、通電して通常の設定にします。(数分待ち安定にする)
- 子機の一番上のスイッチを「Manual」2番目を「WB」にセットし、電源を入れて30秒ほど待ち起動を完了させます。
- 子機のAOSSボタンを子機の2番目のランプが緑で点滅するまで押し続けます。
- 親機のAOSS(またはWPS)ボタンを親機のWIRLESSランプが点滅するまで押し続けます。
- 子機の2番目の緑のランプが点灯すれば完了です。
- 完了後は電源を切り、設置したい場所に移動してください。
子機を階下に移動させましたが、LANケーブル接続のPC3台は、順調に子機につながり速度も700bps以上出ていました。
親機につながっていたスマホは、いままでのSSID:buffalo-A-****(5GHz)でつながっています。
WPモードでは無線WiFi機能も同じSSIDで使えるのでメッシュWiFiと同じように使える感覚はあります。
ROUTERモード
バッファロー WSR-3200AX4S は、ルーターモードとアクセスポイントモード(APモード)の両方に対応しています。ルーターモードは、複数のデバイスをインターネットに接続する際に使用し、APモードは、既存のネットワークに無線LANを追加する際に使用します。
APモード(新しい電波をつっくる)
ルーターの「AP」はアクセスポイントの略で、ルーターのルーター機能を無効にし、無線LANのアクセスポイントとしてのみ機能させるモードのことです。BR(ブリッジ)モードとも言います。
ブリッジモードは、Wi-Fiルーターの設定の一つで、ルーターの主要機能である「ルーター機能」をオフにし、無線LANのアクセスポイントとしてのみ機能させるモードです。具体的には、インターネット回線を複数のデバイスに分配する機能を停止し、ただ単にインターネット回線を通過させる役割を担います。
※光回線終端装置(ONU)にルーター機能が搭載されている場合、ルーターモードのWi-Fiルーターを接続すると、二重ルーター状態になり、通信速度の低下や不具合の原因になることがあります。ブリッジモードにすることで、この問題を解消できます。
WBモード(同じ電波を増幅)
ルーターのWB(ワイヤレスブリッジモード)とは、Wi-Fiルーターを中継機として利用するモードのことです。親機となるルーターから電波を受信し、それを再発信する機能を持つため、電波の届く範囲を広げることができます。親機のWi-Fiルーターの電波が届きにくい場所で、中継機として設置することで、電波の届く範囲を広げることができます。
APモードとの違い:
APモードと似ていますが、WBモードは親機から電波を受信して再発信するのみで、ルーター機能は使用しません。
ルーターとは
いわゆる「ルーター」ですが、本当は正確な呼び方ではありません。
以前は別々の機材であったのですが、最近では合体して作った機材が多く、ルーターというと以下の機能の集合体を指すようになりました。
- ルーター:家と外の間にあって、IPアドレスの振り分けなどを管理をする機能
- AP(アクセスポイント):WiFiの電波を出す機能
- HUB(ハブ):LANケーブルを複数に分配する機能
※ルーターは一家庭に一個で使います。二つ使うと二重ルーター状態になり、通信速度の低下や不具合の原因になることがあります。
メッシュWiFiを構成して使う場合
NEC Aterm WX3600HP(親機)と、バッファロー WSR-3200AX4S/NBK(子機)を使って、メッシュWi-Fiを構成することは「メーカーをまたぐため基本的に非対応」です。
理由:
メッシュWi-Fi機能は同一メーカーかつ対応機種同士でしか動作しないケースが多く、NEC製とバッファロー製のルーターをメッシュ構成にすることは通常できません。
両機ともメッシュ機能(NECは「Wi-Fi EasyMesh」対応、バッファローは「Wi-Fi EasyMesh」または独自の「Wi-Fiマルチステーション」)がありますが、相互互換性が保証されていません。
「Wi-Fi EasyMesh」対応ルーター
同じメーカーでメッシュWiFiを構成する場合
バッファローの最近の製品で「Wi-Fi EasyMesh」対応の製品を紹介しておきます。
WSR-1800AX4P/NBK
【Amazon.co.jp限定】 バッファローWiFi ルーター無線LAN
Wi-Fi 6 11ax / 11ac AX1800 573+1201Mbps
アマゾンで7,180円(2025.7.24)
【Wi-Fi 6 に対応】Wi-Fi 6(11ax)4ストリーム(2×2+2×2)対応内蔵アンテナを搭載
標準規格Wi-Fi EasyMesh(TM)に対応。
対応商品を自由に組み合わせることで、Wi-Fiのエリアを簡単に広げることができます。
まとめ
いろいろテストをしてみて分かったこと、失敗したこと等を感想を交えまとめてみました
- 設置と無線の速度テストは楽しい、階段の往復が激しく良い運動になる。
- PC用のWiFi子機USBは高価なほど性能がいい(安いのを買って無駄な投資をした)
- ルーターはストリームは4本以上が必須、WiFi6(11ax)以上を使え。
- 5GHzは使い勝手が良い(電波は弱くても速度は速い)、2.4GHzは使えない、6GHzは今後の楽しみ。
- メッシュは他メーカーと親子は組めないので、ルーターのWPモードを使うと代替えになる。
- SSIDが変わるとプリンタ等のWiFi設定が変わるので要注意。
- 通常の使い方では1Gbps出てても関係ない(100Mbpsで十分)、だから家族からは褒められない。
- 大きいファイルのダウンロードはめちゃ速くてとても便利。
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