「Bing」のAIチャット機能が組み込まれた「Microsoft Edge」を一足先に試してみる
質問をするだけでなく、文面作成のお願いも可能。有能な「秘書」代わりになるツール
将来バージョンの「Edge」には、画面右上に自己主張強めな「Bing」アイコンが追加されるようです(以前はもう少しおとなしいデザインでしたが、「Bing」ブランドをアピールしたいのでしょうね)。ここをクリックすると、サイドバーの[検出](Discover)タブが開き、AIとチャットをしたり、AIにコンテンツの作成をお願いしたり、閲覧ページに関する追加の情報を得たり(分析情報)することができます
チャット機能
さて、サイドバーの[検出]で利用できるAI機能には2種類あります。1つ目はチャット機能で、AIに質問をしたり、何気ない雑談からインスピレーションを得たりすることができます。
作成機能
AIにお願いしてテキストを書いてもらう「作成」機能
もう1つは、AIにお願いしてテキストを書いてもらう「作成」機能です。たとえば
窓の杜について、設立の目的や沿革も含めてまとめてください
と、いうお願いをすると、
窓の杜とは、株式会社インプレスが運営するMicrosoft Windows用のオンラインソフトウェアを紹介するウェブサイトである。1995年にひぐちたかし氏によって開設された 。当初は個人的な趣味で始められたが、やがて多くのユーザーから注目されるようになり、1999年に株式会社インプレスと提携して公式サイトとなった 。以来、Windowsユーザーにとって欠かせない情報源として親しまれている。
窓の杜の目的は、Windowsを快適に使えるようにするフリーソフトやシェアウェアを紹介し、開発者とユーザーをつなげることである。また、最新のニュースやコラム、Q&Aなども掲載しており、Windows関連の知識や技術を広める役割も果たしている。現在では、「窓の杜ライブラリ」という名前でソフトウェアを配布しており、毎月数百万人のアクセスがある人気サイトとなっている。
といった文章を書いてくれます。依頼内容をちょっと変えると返答も変わるので、意図しない文章がくる場合はいろいろ調整してみるとよいでしょう。トーン(文章のスタイル)や形式(メール、ブログ)、長さなども選べます。
この機能はメールの文面が思いつかない場合などにも役立ちます。たとえば、一番上のテキストボックスに
明日10時
B会議室
ミーティング
きて
と入力し、「トーン」を「プロフェッショナル」、「形式」を「メール」にすると、以下のような内容が得られます。
山田様
お疲れ様です。田中です。
明日10時にB会議室でミーティングがありますので、ご参加ください。
ミーティングでは、今月の売上報告と来月の予算案について話し合います。
資料は添付しておりますので、事前に目を通しておいてください。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
田中
もちろんそのまま使うわけにはいきませんが、ちょっといじるだけでちゃんとしたメールの文面になりますね。指示するときは宛先と差出人を書くこと、ミーティングの目的に触れることを忘れていましたが、そのあたりもちゃんとAIがフォローしてくれています。
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