crystal disk mark の使い方

 

CrystalDiskMarkというソフトウェアは、SSDやHDDなどの記憶媒体、ストレージがどのくらいのスピードで動くのかを計測するためのソフトとなります。
パソコンのスピードと一言で言っても色々なスピードの指標があります。
SSDやHDDのスピードはOSの起動やファイルのコピーの動作などに直結してくるものになります。
CrystalDiskMarkはSSDやHDDに対して、実際にテスト用のデータを読み書きさせ、一定時間内にどのくらい読み書きができるかを計測することで、速度を計測するソフトとなります。

CrystalDiskMark(クリスタルディスクマーク)の使い方

CrystalDiskMarkは、大きくは以下の3つの手順のみで使用が可能です。

  • CrystalDiskMarkをダウンロードする
  • ストレージを選択する
  • 「All」ボタンをクリックする

非常にシンプルに使用を開始し、計測までができます。

CrystalDiskMarkの「ALL」ボタンの右横にある、左から3番目のボタンから計測対象のストレージを選択することができます。
SSDやHDDを複数搭載している場合は計測したいストレージを選択する必要がありますが、基本的には変更の必要はありません。

左側に並んでいる4行の意味

表記 測定している内容(意味) 主に影響する実際の作業
SEQ1M Q8T1 巨大なデータの連続的な読み書き
(データサイズ: 1MB / キュー: 8 / スレッド: 1)
動画ファイルや大きなデータのコピー・保存
SEQ1M Q1T1 巨大なデータの連続的な読み書き
(データサイズ: 1MB / キュー: 1 / スレッド: 1)
負荷の低い環境での大容量ファイルの読み書き
RND4K Q32T1 細かなデータのランダムな読み書き
(データサイズ: 4KB / キュー: 32 / スレッド: 1)
PCやゲームの起動、アプリの動作(高負荷時)
RND4K Q1T1 細かなデータのランダムな読み書き(データサイズ: 4KB / キュー: 1 / スレッド: 1) 普段のOSの動作、Webブラウジング(普段使い)

これらは「テストの条件」を略したものです。
• SEQ(シーケンシャル): データを端から順番に連続して読み書きするテストです。
• RND(ランダム): バラバラな位置にあるデータをあちこち飛び飛びに読み書きするテストです。
• 1M / 4K: 1回に処理するデータの塊(ブロックサイズ)の大きさです(1MB または 4KB)。
• Q(Queue / キュー): 「処理待ちの列」の数です。数字が大きいほど、一度に大量の命令をストレージに送り込んで負荷をかけています。
• T(Thread / スレッド): テストを同時に実行する「作業員(プログラム)」の数です。

どこを一番重視すればいい?
• カタログスペック(製品の最大速度)を確認したい場合は、一番上の 「SEQ1M Q8T1」 を見ます。
• 実際のパソコンのサクサク感(体感速度)を確認したい場合は、一番下の 「RND4K Q1T1」 を重視するのがおすすめです。SSDはこの値がHDDに比べて圧倒的に高いため、動作が速く感じられます。

通常のコピーは並列の複数ですか単体ですか?

CrystalDiskMarkで測定されるベンチマーク項目(特に「SEQ1M Q8T1」や「RND4K Q32T1」など)のうち、通常のエクスプローラーによるファイルコピーは「単体(シングルスレッド / 1スレッド)」の処理に最も近いです。
CrystalDiskMarkの測定設定と、実際のWindowsでのコピー処理の違いは以下の通りです。
📊 CrystalDiskMarkと実際のコピーの比較

項目 CrystalDiskMark (例: SEQ1M Q8T1) 通常のファイルコピー (Windows)
並列度(スレッド数: T) 設定によりますが、標準は 1(単体) 1(単体)
キュー数(待ち行列: Q) 1〜8個 など(効率よく連続処理する) 1個(基本は1つずつ順番に処理)
処理方法 メモリ上のデータを効率よく連続転送 ディスクから読み込んで別の場所へ書き込む交互処理

💡 重要なポイント
• Windowsのコピーは基本的にシングルタスク
Windowsのエクスプローラーで複数のファイルを同時にコピー(または巨大なファイルを1つコピー)する場合、システムは裏側で1つの処理(1スレッド)として順番にデータを処理します。そのため、CrystalDiskMarkで「T1(1スレッド)」と書かれている測定結果が、実際の体感速度に一番近くなります。• なぜCrystalDiskMarkは「Q8」や「T8」で測定するのか?
SSDなどの最新ストレージは、複数の命令を同時に並列処理(マルチスレッドや深いキュー)したときに100%の本来の最大性能を発揮できるように設計されているためです。通常のコピーではそこまでの並列処理が行われないため、ベンチマークの最高値(カタログスペック)通りの速度は出ないのが普通です。

Windowsのエクスプローラでで細かいファイルを多くコピーする場合
実際のファイルコピーに近い速度はRND4K Q1T1 です。

エクスプローラーのコピーは、基本的にファイルを1つずつ順番に処理します(キュー深度ほぼ1、実質シングルスレッド)。小さいファイルが大量にある場合、1ファイルごとの読み書きが小さなI/Oになるため、「4KB・キュー1・スレッド1」の条件が実態に一番近くなります。

他の項目が当てはまらない理由は次のとおりです。

RND4K Q32T1: 32個の要求を同時に投げる測定で、エクスプローラーはそこまで並列化しません。数値は大きく出ますが、サーバーやデータベース向けの指標です。
SEQ1M Q1T1: 動画など大きなファイル1個をコピーする場合に近い指標です。
SEQ1M Q8T1: ドライブの最大性能(カタログ値)に近い数値で、通常のコピーではまず出ません。

まとめ

これらは「テストの条件」を略したものです。

SEQ1M Q8T1    連続  、データサイズ: 1MB、 キュー:  8 、スレッド: 1
SEQ1M Q1T1    連続  、データサイズ: 1MB 、キュー:  1 、スレッド: 1
RND4K Q32T1 ランダム、データサイズ: 4KB 、キュー: 32、スレッド: 1
RND4K Q1T1   ランダム、データサイズ: 4KB 、キュー:  1、 スレッド: 1

Windowsのエクスプローラでで細かいファイルを多くコピーする場合
実際のファイルコピーに近い速度はRND4K Q1T1 です。

 

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ゆう

ウエブ制作会社でワードプレスによるサイト作りに携わった経験を生かしてこのサイトを始めました。皆様のお役に立てれば幸いです。

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